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セールスライティング副業のメリットと始め方【初期費用0で高単価を狙える】

副業セールスライター

副業としてよく注目される職業の一つがWebライターですが、Webライターと同じくらいローリスクで始められて場所にも縛られないのが「セールスライター」です。とはいえWebライターよりも一定の専門性が求められつつ、高単価が狙える職業であるとも言えます。この記事では「副業としてのセールスライティング」について、私自身のセールスライティングの仕事や副業の経験を踏まえて、メリットや向いている人、始め方のステップまでをまとめたいと思います。

ライター:タイスケ|Taisuke
事業会社(日系および外資)でマーケティング歴10年以上。戦略立案など上流から広告やセールスライティングなどの下流までをワンストップで推進できることが強みです。豪州Bond大学でMBAを取得しており経営学にも精通しています。著書「マーケティング思考のセールスライティング基礎と定石」
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目次

セールスライティングとは

セールスライティングとは、商品やサービスの魅力を文章で伝え、購買意欲を高める技術です。単なる文章作成ではなく、顧客の心理を理解し、行動を促すためのライティングスキルが求められます。

一般的なWebライターの仕事が「Webメディアの記事執筆」「SNS投稿文の執筆」などであることが多い一方で、セールスライターの場合は「ECサイトにおける商品紹介文の執筆」「販促メールのコンテンツ執筆」「チラシやDMなどの企画や執筆」など、マーケティングツールであることが多いです。

セールスライティング副業のメリット

セールスライティングを副業にすることにはいくつかのメリットがあります。

1. 初期費用がほぼゼロ

パソコンとインターネット環境があれば、すぐに始められます。特別な資格も必要ありません。これはWebライターやデザイナーなどのクリエイター系の職業と同じですね。

2. パソコン一つでどこでもできる

場所や時間に縛られず、自分の本業やプライベートの予定に合わせてフレキシブルに働く時間を選べます。場合によっては海外から日本のクライアント向けに案件を受注したりすることもできるでしょう。

3. 文字数ではなく案件や成果に対して報酬を得られる

Webライターは、特に実績が少ないうちは書いた文字数に対して報酬を得る契約になることが多いです。一方で、セールスライターの場合は案件ごと(メール1本に対していくらなど)や、場合によっては成果報酬(担当したセールスツールの成果によって報酬が変動)の場合もあります。ですので、より高単価の受注を狙えるのがセールスライターと言えます。

私の場合は、案件ごとにいくらと設定させていただくこともありますし、稼働工数(かかった時間分だけ請求)という場合もあります。

4. 様々な業界で汎用的なスキルが身につく

セールスライティングは、あらゆる業界で役立つスキルですので、いくつかの案件で実績を作ればスキルを他の案件や業界に役立てることもできます。

セールスライターに向いている人

では、どのような人がセールスライターに向いているのでしょうか。

1. わかりやすくロジカルな文章を書くのが得意

まずは大前提として、ユーザーにとってわかりやすいロジカルな文章を書くことが得意であるということです。エッセイなど、いわゆるエモい文章を書くスキルと、わかりやすい文章を書くスキルは似て非なるものです。また、単にロジカルな文章を書くこととも違います。いくらロジカルな文章でも難解な言葉や表現を使ってユーザーにとってわかりにくくなっては意味がないからです。「ユーザーにとって」わかりやすくロジカルな文章を書くことが重要となってきます。

2. 数値結果を分析するのが嫌いではない

セールスライターは結果と向き合うことが求められます。案件によっては、「メールの反応率をレポートして」と頼まれるかもしれません。その場合、粛々と結果数字を追いかけ、分析することが求められる他、一定の分析力が必要になってきます。「嫌いではない」と書かせていただいたのは、セールスライターが、しかも副業ですごく難解な数学の知識を使うことはほぼないので、超得意である必要はないためです。

3. 営業や接客業などの経験がある

セールスライターはライターの一種ですが、消費者・顧客と文章を通してコミュニケーションをとりセールスをかけるという点では、実は営業や接客業との共通点も多いです。ユーザーの心理を理解し、それに対して響く文章を考えることが求められるので、営業や接客業の経験がある方は、その経験が役立つ可能性が高いです。

セールスライティング副業の始め方

さて、では最後にセールスライターとしての副業を始めるステップをまとめておきましょう。

1. 書籍でインプットを行う

もし本業でセールスライティングの経験がない/自信がない場合は、セールスライティングに関する書籍を読んでインプットしましょう。基礎知識を身につけることが重要です。以下におすすめの書籍を挙げておきます。

詳しくはこちらの記事もご覧ください。

marketing101.hateblo.jp

2. クラウドソーシングサービスで低単価で始める

実績がない始めのうちは、ココナラ、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスで低単価案件から始めましょう。最初は低単価で割りに合わないかもしれませんが、まずはそのプラットフォームで実績とレビューを集めることが重要です。

  • ココナラの商品説明書きます
  • メルマガ書きます
  • LPやDMの文章書きます

このような小さな案件から始めると受注しやすいです。

また、実績がゼロのうちは最初の案件を取るのも大変なので、募集中の案件に繰り返し応募することも重要です。とにかく最初は、お金を稼ぐことではなく、実績と信頼を作ることを最優先に考えましょう。

3. 実績とレビューを積み上げて単価を上げる

案件をこなし、実績とレビューを積み上げましょう。レビューが溜まってきたら次第に単価を上げていきましょう。

私の個人的な目安としては、自分の稼働時間あたり3,000円以上は利益が出ているかということです。それ以下になると接客バイトするのと同じになってしまうので、プロである以上は最低限このくらいはもらいたいなという基準です。もちろん、もっと高い案件もありますし、上げていけるのがセールスライターだと思います。

ただし、クライドソーシングサービスでは、単価を上げるにも頭打ちしますし、そのプラットフォームに手数料を取られるため、長期的に使うことはお勧めしません。

4. 企業案件を紹介してもらう

クラウドソーシングサービスでの案件と並行して周囲に自分がセールスライターとして副業をしていることを知らせて、案件を紹介してもらい直接業務委託で受注することを目指しましょう。紹介は、すぐには無理かもしれませんが、何か人手が必要になった時に「あ、そういえば副業やりたがってた知人がいたな」と思い出してもらうことが重要です。「副業やってるんで人手必要な会社もしあれば声かけてくださいね」と周囲に意思表示をしておきましょう。

まとめ

セールスライティング副業は、初期費用0円で始められる、場所や時間に縛られない、高単価案件も狙える、魅力的な副業です。興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください!