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社会人がMBAを取得するメリットとは?キャリアにどう活きるかも解説

Business school

社会人がMBA(Master of Business Administration)を取得するという選択は、キャリアアップを目指す多くのビジネスパーソンにとってオプションの1つでしょう。特にマーケティング分野でのキャリアを考える際、MBAは大きなアドバンテージとなることがあります。

一方で、MBA取得には膨大な費用も時間もかかるのが事実。それに見合うメリットがあるのかも不安という方が多いかもしれません。この記事では、私自身の社会人MBAの経験も踏まえつつ、MBAを取得するメリット・デメリット、そしてどのようのキャリアに活かせるかを特にマーケターのキャリアの視点でまとめます。

ライター:タイスケ|Taisuke
事業会社(日系および外資)でマーケティング歴10年以上。戦略立案など上流から広告やセールスライティングなどの下流までをワンストップで推進できることが強みです。豪州Bond大学でMBAを取得しており経営学にも精通しています。著者「マーケティング思考のセールスライティング基礎と定石」
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目次

MBAとは

MBAは、ビジネスと管理に関する専門的な知識とスキルを提供する大学院レベルの学位(修士)です。リーダーシップ、経営戦略、会計、財務管理など、ビジネスの幅広い分野を網羅しています。

MBAプログラムでは、経済学、統計学、マーケティング、リーダーシップ、経営戦略など、ビジネスの基本から応用まで幅広く学びます。これらはすべて、実世界のビジネスシーンで即座に応用可能な知識やスキルです。

経営戦略では、企業の経営目標を達成するための戦略を立てるスキルを学びます。マーケティングでは、顧客ニーズを把握し、商品やサービスを効果的に販売するためのスキルを学びます。財務会計では、企業の財務状況を把握し、経営判断を行うためのスキルを中心に学ぶことになります。その他にも、リーダーシップ、コミュニケーション、チームワーク、問題解決など、ビジネスパーソンに必要なスキルを幅広く学ぶことができるのがMBAです。

社会人がMBAを取得するメリット

  • 幅広いビジネスの知識: MBAは多岐にわたるビジネスの基礎を学べるため、異なる分野への理解を深めることができます。マーケティングや財務会計だけでなく、会計、経済、統計など、ビジネスの基礎となる知識を学ぶことができます。これらの知識は、マーケティングの仕事をする場合はもちろん、他のビジネスパーソンとしてのキャリアアップにも役立ちます。
  • 異業種の人脈とネットワーク: 異なる業界や国の同級生とのネットワーキングは、将来のビジネスチャンスを広げます。MBAのクラスには、さまざまな業種や職種の学生が集まります。異業種の人脈とネットワークを築くことで、新しい視点やビジネスチャンスを得ることができます。また、MBAの卒業生同士のネットワークも、就職や転職の際に大きなアドバンテージとなります。
  • 勉強する習慣: 自己成長のための学習習慣が身につき、自己開発に対する意識が高まります。MBAの取得には、かなりの勉強時間が必要です。働きながらMBAを取得する場合は、さらにハードなスケジュールとなります。しかし、MBAの取得を通して、勉強する習慣を身につけることができます。これは、ビジネスパーソンとしてのキャリアにおいて、大きな強みとなります。
  • 特に外資や海外では評価される: 国際的な視点を持ったビジネススキルは、外資系企業やグローバル市場で高く評価されます。外資系企業や海外では、MBAの取得が重視される傾向があります。そのため、MBAを取得することで、転職やキャリアアップの際に有利になる可能性があります。

MBAはキャリアにどう活きるか

ではこのMBAがキャリアにどう活きてくるのでしょうか。特にマーケティング関係の仕事をされている方を想定してまとめます。

  • 上流の戦略を立てるポジションで役立つ: MBAで学んだ経営戦略の知識は、マーケティングの上流の戦略を立てる際に役立ちます。例えば、ターゲット市場の分析や、競合分析、マーケティングミックスの策定など、マーケティングの基本的な考え方を学ぶことができます。
  • 自社と業界を客観的に分析できる: MBAで学んだ財務会計の知識は、自社と業界を客観的に分析する際に役立ちます。例えば、財務諸表の読み方や、経営指標の分析など、自社の経営状況を把握するために必要な知識を学ぶことができます。また、業界分析などのマクロな視点の分析を行うことで、自社を取り巻く状況を広い視点で客観的に分析できるようになるでしょう。
  • 他業種への転職も選択肢に: MBAで学んだ幅広いビジネスの知識は、他業種への転職にも役立ちます。例えば、マーケティングの知識を活かして、営業やコンサルティングなどの仕事に転職することも考えられます。

社会人がMBAに進学するデメリット

もちろん、MBA進学はメリットばかりではありません。デメリットも確認しておきましょう。

  • MBAを取ればすぐに出世できるわけではない: MBAは、キャリアアップの近道になる可能性はありますが、必ずしも出世に直結するわけではありません。MBAを取得したからといって、すぐに昇進できるとは限らないことを理解しておきましょう。実務経験とのバランスが重要です。
  • 資格ではなく学位: MBAは、資格ではなく学位です。そのため、独占業務があるわけではないことに注意が必要です。例えば、公認会計士や弁護士のように、資格を取得しなければできない業務はありません。
  • 働きながらMBAを取得するのはハード: 学業と仕事の両立は時間管理と労力が必要です。MBAの取得には、かなりの勉強時間が必要です。働きながらMBAを取得する場合は、さらにハードなスケジュールとなります。私はオンラインMBAに在学中、平日は2時間/日程度、週末は5時間/日程度はMBAの勉強やレポートといった対応に使っていました。

社会人がMBAを取得する選択肢

社会人がMBAを取得する方法は、大きく分けて以下の3つです。

  • 働きながら社会人大学院に通う(通学型)
  • 働きながら社会人大学院に通う(オンライン型)
  • 仕事を辞めてフルタイムMBAに通う(国内・海外)

働きながら社会人大学院に通う(通学型)

働きながら社会人大学院に通う(通学型)は、最も一般的な方法です。平日の夜間や土日を利用して授業を受けます。

メリットとしては、働きながら学ぶことができるため、収入を維持しながらキャリアアップを目指すことができます。また、社会人としての経験を活かして学ぶことができるため、実践的な知識を身につけることができます。

デメリットとしては、通学時間や勉強時間が確保できるかどうかが重要となります。また、仕事と学業の両立が難しい場合もあります。

働きながら社会人大学院に通う(オンライン型)

働きながら社会人大学院に通う(オンライン型)は、インターネットを利用した学習で、通学型よりも時間や場所の制約が少ないことが特徴です。

メリットとしては、自分のペースで学ぶことができるため、仕事と学業の両立がしやすいという点が挙げられます。また、海外のMBAプログラムを受講することも可能です。

デメリットとしては、通学型よりも費用が安い場合が多いものの、対面で授業を受けるよりも、わからないことを質問したり、他の学生と交流したりする機会が少ない点が挙げられます。

仕事を辞めてフルタイムMBAに通う(国内・海外)

仕事を辞めてフルタイムMBAに通う(国内・海外)は、MBA取得に集中したい人におすすめの方法です。

メリットとしては、MBA取得に集中することができ、学業や研究に専念することができます。また、海外のMBAプログラムを受講することで、グローバルな視野を身につけることができます。

デメリットとしては、収入が途絶えるため、費用の準備が必要です。また、仕事を辞めてMBA取得に専念することが、キャリアアップにつながるかは、慎重に検討する必要があります。

まとめ

MBAは、マーケティングのキャリアにもさまざまな形で活かすことができます。しかし、MBAを取得するということは、時間や費用、労力などの大きな投資が必要です。そのため、MBAの取得を検討する際には、自分のライフスタイルやキャリアプランをよく考え、メリットとデメリットを十分に理解した上で、決断することをオススメします。