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マーケターに向いている人7つの特徴とマーケティングの仕事メリット・デメリット

マーケターに向いている人

マーケターに向いている人

マーケティングのスキルは幅広い業界で汎用性が高いため、マーケターとしてのキャリアを選ぶことを考えている人も多いのではないでしょうか、そこで今回は、マーケティングの仕事に興味を持っている方に向けて、マーケターに向いている人の特徴と、マーケティングの仕事のメリット・デメリットを解説します。

この記事では以下のような方を対象にしています。

  • マーケティング関係の仕事に興味がある
  • マーケティング関係の仕事を最近始めた
  • マーケターとしてのキャリアのメリデメを知りたい

ライター:タイスケ|Taisuke
事業会社(日系および外資)でマーケティング歴10年以上。戦略立案など上流から広告やセールスライティングなどの下流までをワンストップで推進できることが強みです。豪州Bond大学でMBAを取得しており経営学にも精通しています。
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目次

マーケティングの仕事とは

マーケティングとは、商品やサービスを販売するために、顧客のニーズを把握し、それに応えるプロモーションや販売戦略を立案・実行する仕事です。具体的には、以下のような業務を行います。

  • 市場調査や分析
  • 商品開発やブランディング
  • 広告やプロモーション
  • 販売促進や営業

マーケティングの仕事は、企業の売上や利益に直結する重要な仕事です。そのため、マーケターは企業の経営層と近い立場で、重要な意思決定に関わることができます。

マーケターに向いている人7つの特徴

マーケターに向いている人7つの特徴

マーケターに向いている人7つの特徴

さて、早速ですが、私は10年以上のマーケティング関係の実務経験から、マーケターに向いている人の特徴として、以下の7つのような点が挙げられると考えています。

1.モノづくりが好き

マーケティングの仕事は、商品やサービスを売るための仕組みや企画を立案する仕事です。また、自分で様々な広告のクリエイティブを考える必要もあります。そのため、モノづくりが好きな人や、新しいものを生み出すことに喜びを感じる人は、マーケターに向いていると言えます。

広告やコンテンツを作るのは大変な仕事ですが、自分が企画したものが完成し、多くの人の目に触れるというのはとてもやりがいのある経験です。私自身も初めて制作した広告のことをよく覚えています。

2.数字が嫌いではない

マーケティングの仕事では、データ分析や効果検証など、数字を扱う機会が多くあります。そのため、数字が苦手ではない人や、数字を使って物事を考えることが得意な人は、マーケターに向いていると言って良いでしょう。

ただし「嫌いではない」としたのは、多くの場合、すごく高度な数学の知識が求められることは稀だからです(会社やポジションによって大きく異なります)。基本的なエクセルの関数を使いこなせて、それが苦ではないという方であれば、十分にマーケターとしてのキャリアを歩めると思います。

3.自分で計画を立てることが好き

自分で計画を立て、それを実行することに喜びを感じる人は、マーケターに向いていると言えます。多くのマーケティングのプロジェクトは、ルーティーンワークでもなければその日限りで終わる単発のものでもありません。長期的な目線で計画を立てて物事を進めることが求められます

また、自分で「こうやったら上手くいくんじゃないか」「この方法なら成果が出そうだ」など色々な計画を考えてトライしていく精神は重要でしょう。

4.マルチタスクができる

マーケティングの仕事では、複数のプロジェクトを同時に進めることが少なくありません。分析する、計画する、様々な関係各所とコミュニケーションを図り調整するなど、本当に業務が多岐に渡り、泥臭いタスクも多いです。そのため、マルチタスクができる人や、複数のことに同時に集中して取り組むことが得意な人は、マーケターに向いています。

5.コミュニケーションが苦手ではない

マーケティングの仕事では、社内の上司や関連部署、デザイナー、印刷会社、イベント会社、広告代理店など社内外とのコミュニケーションが欠かせません。そのため、コミュニケーションが苦手ではない人や、人と話すことが得意な人は、マーケターに向いています。

私自身は内向的な人間でコミュニケーションそのものがすごく得意というわけではありませんが、マーケティングのプロジェクトを進める上でのコミュニケーションは丁寧にとるように心がけており、それに対して苦手意識はありません。

6.自律的に動ける

マーケティングの仕事は、良くも悪くも正解がないものがほとんどです。そしてルーティーンワークも比較的少なく、複雑なプロジェクトが多いです。なので、予め決まったフローを守ったり、上司に言われたことだけを行うだけではなく、自ら考えて行動することが求められます。そのため、自律的に動ける人や、周りに流されずに自分の考えで行動できる人は、マーケターに向いていると言えるでしょう。

7.情報収集が得意

マーケティングの仕事では、常に新しい情報にアンテナを張り巡らせることが大切です。そのため、情報収集が得意な人や、新しい情報に興味を持って積極的に学ぶ人は、マーケターに向いています。

最初の時点では詳しくない分野や事柄であっても、スピーディーにネットや書籍などを駆使して一通りの基礎情報を集め、自分の中で咀嚼できるスキルを持っている人は重宝するでしょう。

マーケターになるメリット

さて、どんな人がマーケターに向いているかという点を見てきましたが、マーケターになることにはたくさんのメリットがあります。代表的なものを見ていきましょう。もちろん、マーケターといっても業界や会社によってケースバイケースなことも多いです。あくまでも一般論として参考にしてみてください。

比較的年収が高い

マーケティングの仕事は、専門性が高く、成果が目に見えやすいため、比較的年収が高い傾向にあります。(外資系大企業や総合商社のように特別高いわけではないです)

転職や独立しやすい

マーケティングのスキルは、業界を問わず通用する汎用性が高いため、転職や独立がしやすいです。

結果が目に見えやすい

マーケティングの仕事は、自分の施策が売上に直結するため、やりがいを感じやすいです。

派手なプロジェクトもある

マーケティングの仕事では、新商品の発売やキャンペーンなど、派手なプロジェクトに関わる機会もあります。有名人や有名ブランドと一緒に仕事ができることもあるでしょう。

マーケターになるデメリット

パーフェクトな仕事というのは基本的には存在しません。マーケターになるデメリットも、最後に押さえておきましょう。

激務な職場が多い

マーケティングの仕事は、成果を出すために、長時間労働や残業が発生することが多い傾向にあります。

求められるスキルが多い

マーケティングの仕事には、データ分析やマーケティング戦略の立案など、さまざまなスキルが求められます。そのため、常に新しいスキルを身につけ続ける必要があります。

職場でのプレッシャーが強い

マーケティングの仕事は、売上に直結する責任の重い仕事です。そのため、職場でのプレッシャーが強いと感じる人もいるかもしれません。

まとめ

マーケティングは変化が激しく、創造的な仕事です。自分の特性を理解し、この分野の仕事に興味があるかを検討することが大切です。メリットも多い一方で、デメリットにも目を向けて、自身に合ったキャリアを築くための参考にしてみてくださいね。